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2024年8月24日 (土)

解散前に予算委員会を!ご祝儀相場での解散は姑息すぎます!

 パリ五輪一色だったテレビ報道が一変。連日、総裁選を巡るニュースばかりで、まさしく「メディアジャック」の様相。政権与党とはいえ、「誰と誰が会食した」など自民党内の「コップの中の争い」をなぜ長々と報じる必要があるのか、理解できません。

 自民党による「メディアジャック」⇒新総裁誕生のご祝儀相場のまま解散・総選挙⇒政権維持。こんなシナリオが、またしても成功してしまうのでしょうか。メディアと私たちの良識が問われています。

 ぜひ3年前を思い出してください。菅総理が辞任し、岸田総理が誕生しました。立憲民主党は、岸田総理がどんな理念でどんな政策を行うのか、予算委員会での議論を求めましたが、結局本会議だけで終わってしまいました。この本会議の所信表明演説で、岸田総理は「新しい資本主義」や「人生百年時代の不安解消 」などを打ち出しました。しかし、本会議では、一問一答の質疑はないため、議論はまったく深まりませんでした。(https://www.kantei.go.jp/jp/100_kishida/statement/2021/1008shoshinhyomei.html参照)

 その後3年経っても、「新しい資本主義」とは何なのかすら見えないまま。また、実質賃金は下がりつづける、年金は目減りするなど「人生の不安」は全く解消されていません。生活への不安、人生への不安はますます高まり、それはさらに少子化を加速させています。

 3年前に、予算委員会を開き、国会でもっと議論する
機会があれば、岸田総理の掲げた理念が、いかに底の浅いものであるかということは有権者の皆さんに理解されたと思います。ご祝儀相場の間に解散・総選挙を行うのはあまりにも姑息で国民を愚弄するものです。新総裁の理念や政策を 有権者に示してから、正々堂々と国民に信を問うべきであり、解散・総選挙の前に、最低限、予算委員会をすべきです。

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