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2013年3月27日 (水)

平成24年度 予算特別委員会 子どもの読書活動の推進と学校図書館の振興について

3月22日の予算特別委員会での私の質問とご答弁です。(長文で失礼します。)

子どもの読書活動の推進と学校図書館の振興について

○お疲れ様でございます。民主党・県政クラブ県議団の堤かなめです。
○委員長、「子どもの読書活動」「学校図書館図書標準」「学校図書館担当職員及び司書教諭」についての資料を執行部に作成いただいておりますので、お取り計らい願います。
*作成いただいた資料
「dokushokatudou.pdf」をダウンロード
「toshohyoujun.pdf」をダウンロード
「gakkousisho.pdf」をダウンロード

○昨年9月定例会で、図書館の振興について一般質問し、図書館は単に「無料の貸本屋」ではないこと、図書館が、先人の業績をストックし、産業やビジネス、 芸術など様々な分野で、新しい発想やアイデアを生む役割を世界中で果たしてきたことなどについて述べました。本日は、子どもの読書活動の推進と学校図書館 について質問します。
ニュージーランドの作家、ドロシー・バトラーは、「本は、赤ちゃんのときから、子どもの人生に何より大きな役割をになうべきであると、私は信じています。 親やまわりの大人の助けを得て本にしたしむことは、子どもが、幸せで前向きな人間になる可能性を大きくします。」と述べています。

そこで中園課長にお尋ねします。

問1 子どもの読書活動の意義について、子どもの学力の向上との関連などについて、どのように認識されているのでしょうか?


・子どもの読書活動は、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で、欠くことができないものと認識している。
・また、全国学力・学習状況調査によりますと、読書が好きと回答している児童生徒の平均正答率が高い傾向がみられるとともに、福岡県の調査では、本を読む 子どもの自尊感情が高い傾向にあり、読書が学力の向上や豊かな心の育成においても良い影響を与えるものと考えております。

問2 子どもの読書活動をどのように進めてこられたのでしょうか?


・子どもたちが自主的に本に親しみ、生涯にわたり読書習慣を身に付けることができるように、平成16年2月に、「福岡県子ども読書推進計画」を策定し、平成22年にはその改訂を行いました。
・これを踏まえまして、家庭・地域・学校において、読書推進ボランティアの養成及び活用を推進するとともに、図書館間の連携・協力・ネットワーク化等に取り組むことにより、子どもの読書活動の推進を図っております。
・また、市町村においても子ども読書推進計画の策定が進み、平成24年12月現在、策定済みと策定中を合わせると市町村の95%にのぼり、地域の実態に応じた様々な取組みが進められております。

○検討中を含めると100%達成されることになり、素晴らしいことだと思います。

問3では次に、就学前の子どもの読書活動の取組についてお伺いします。


・市町村においては、絵本を直接手渡すことで、赤ちゃんと保護者が心ふれ合う楽しい時間を分かち合うことを応援する「ブックスタート」事業が進められており、平成24年3月現在、類似事業と合わせると93%が実施しております。
・県においても、県立図書館を中心として、赤ちゃん絵本についての情報提供や、乳児期の読書についての啓発、読書ボランティアの養成、調査等を通じて、市町村のブックスタート事業の支援を行っているところです。
○あと少しで、100%が達成できるわけです。実施の予定がないところを調べましたところ、大任町、赤村、上毛町の3つとなっています。県内で格差が生じ ないように、これら3町村への働きかけをお願いいたします。また、3町村の近隣の委員の皆さまも宜しくお願いいたします。

問4 全校一斉読書活動などの学校における読書活動の取組について、家宇治課長にお伺いします。


・全校一斉の読書活動は、読書の習慣化を図るばかりでなく、授業中の落ち着きや集中力が高まるなど、意義が大きいと考えております。このため、各学校の実 施状況についての調査を継続的に行うとともに、優れた取組の普及、教員研修における読書活動の意義等の啓発などを通して、全校一斉読書活動の充実を図って いるところでございます。

問5 県教育委員会では、小学校を対象に読書リーダーを養成・配置している事業を実施していると聞いています。この「小学校読書リーダー活動推進事業」とはどのような取組みなのか、ご説明ねがいます。


・平成23年度から、県内すべての小学校を対象に、公共図書館と連携しながら、「小学校読書リーダー活動推進事業」を実施しております。読書集会等での読 み聞かせや本の紹介、図書室の環境整備等と通して、読書の楽しさを伝えることのできる小学校の読書リーダーを養成することにより、各学校における読書活動 の充実を図っております。
・成果としては、2年間で700名が養成され、読み聞かせやほんの紹介コーナーをつくるなど、読書活動に主体的、積極的に取り組むようになり、読書集会等の行事や図書委員会の活性化につながったと考えております。

○読書のきっかけづくりと同時に子どもの主体性を育てる、一石二鳥の取組と言えるようです。今後のさらなる成果を期待したいと思います。

問6 「学校図書館図書標準」達成に向けた取組みについてお聞きします。


・学校図書館の整備については、学校図書館図書標準の達成をめざし、平成19年度以降、毎年約200億円の地方財政措置が講じられてきたところです。
・平成24年度からの「学校図書館図書標準5カ年計画」においても、平成28年度までに学校図書館図書標準を達成することを目指し、単年度で約200億円、5年間で1,000億円の措置がなされております。
・県としては、市町村に対し、この措置を活用して、学校図書館図書の計画的な整備を進めるよう制度の周知を図っているところです。

○小学校でも中学校でも、市町村によってばらつきが大きいことは明らかです。このように地域によって、子どもの読書環境に違いがあるのはいかがなものでしょう。
○小学生の生活圏は大人よりずっと狭く、学校図書館は子どもにとって最も身近な読書の場です。そこでの本との出会いが、初めての図書館体験となることも多 く、その後の生涯にわたる図書館への関わり方を決定づけることもあります。学校図書館は、子どもにとって、知的好奇心を刺激する場所であべきで、そのため には多種多様な本が揃っていることが重要です。多額の予算も付いており、すべての市町村で学校図書館図書標準が達成されるよう、しっかりとした取組をお願 いいたします。また、委員の皆さまにおかれましても、地域の学校図書館の状況について、心に留めてくださればと思います。

問7 学校司書および司書教諭の充実に向けた取組みについて、お聞きします。


・学校司書の配置については、これまで市町村の学校教育担当課長を対象とした会議において市町村の主体的な取組を働きかけて参りました。
・こうした中、平成24年度からは、公立の小・中学校に学校司書を配置するための経費として単年度約150億円の地方財政措置が講じられることとなっております。
・このため、今年度は、この措置についての周知をはかり、市町村に対し、改めて学校司書の配置を促したところでございます。また、司書教諭については、資格を有する教員数の制約もあることから、さまざまな機会を捉えて、司書教諭講習の受講を促進しているところです。

○学校司書の勤務時間が短く、学校図書館の開室時間も短いなど、十分活用されていないところもあると聞きます。学校司書がいて終日空いており明るく使いや すい図書館には、自然に子どもたちも集まってきます。また、クラスに居場所がない子どもも、図書館に居場所を見つける子どももいます。
○国の予算も付いているのですから、学校司書の配置の充実、処遇の改善を強く要望いたします。

問8 最後に、子どもの読書活動の推進と学校図書館の充実につきまして、杉光教育長のご見解をお伺します。


・子どもたちが自主的に本に親しみ、生涯にわたり読書習慣を身に付けることができるよう、家庭、地域、学校が一体となって読書活動を推進することが重要であると考えております。
・今後とも本県の子ども読書推進計画を十分踏まえますとともに、県立図書館はじめ、公共図書館や学校、市町村等関係機関・団体と連携を図りながら、子どもの読書活動を一層推進してまいりたいと考えております。
・また、学校図書館の充実につきましても、市町村に対し、地方財政措置の制度の周知を継続するとともに、学校図書館標準の達成や学校図書館担当職員などの 配置がより一層推進されるよう、市町村教育委員会委員長・教育長会議など、さまざまな機会を捉え働きかけてまいりたいと考えております。

○子どもがどの地域に住んでいるかによって教育環境に違いがあってはならない、これは基本中の基本だと思います。今後の取組における杉光教育長のリーダーシップをお願いいたしまして、質問を終わります。

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