今日は激しい雨。休日で自宅にいますが、県庁から災害対策の情報が入ります。
県内では大きな災害は報告されていませんが県南地域では特に警戒が必要です。
先ほど、滋賀県知事 嘉田由紀子氏の近著、『知事は何ができるのか』読了。
わかりやすく読みやすく興味深くて一気に読めました。
福岡県でもぜひ取り入れてほしい施策が多々ありました。
たとえば、
○安心して生めるように
周産期死亡率が全国的にみて高かったために、2007年度から次のような施策をとり、2009年には全国平均レベルに下げることができた、とのこと。
・滋賀医科大学に県単独予算で寄付講座を開き、産婦人科の専門医師にその原因究明と対策提案を依頼
・妊婦検診の公費負担制度を拡充
・「助産師外来」と「院内助産所開設」を増やす政策を進める
○女性の就職支援
福岡県は、子育て女性就業支援事業を行っています。
http://gogo-mama.com/index.html http://gogo-mama.com/index.html
同じような事業ですが、滋賀県は「マザーズジョブステーション」として、次のような点で福岡県より先進的だと思います。
http://www.pref.shiga.jp/c/g-net/mothersjob/station.html
【ハローワークとの連携】
・就職したい人には、ハローワーク情報にも、この場でアクセスできる。(情報を労働局からいただくためにはかなりの苦労をしたとのことですが、地域主権改革の動きの中で、ようやく労働局からの連携協力をもらうことができたそうです。)
【保育所の設置】
・子育て中の女性の場合には、相談に行くにも子ども連れで動きにくい。それゆえ相談所に保育サービスを設置した。
○ボーダレス・アートミュージアム NO-MA http://www.no-ma.jp/
2004年6月に開館。滋賀県近江八幡市の歴史ある伝統的建造物群保存地区にあり、昭和初期の町屋を和室や蔵などを活かして改築したミュージアム。また、滋賀県社会福祉事業団が運営する全国でも例の無い公的ミュージアムです。
障がいのある人たちの表現活動と一般のアーティストの作品を並列してみせることで、障がいの有無を超え、「表現をすることの普遍的な力を発信しよう」という美術館。似た考えに基づいた美術館としては、フランス、ローザンヌにアール・ブリュット・コレクション (Collection de l'art brut) があるそうです。
福岡にもボーダレスでユニバーサルな美術館ができると良いな~と、以前から思っていたので、滋賀県のこの美術館に見学に行ってみたいものです。