フェアトレードカフェ&ギャラリー アニパニ
堤かなめです!
私がフェアトレードという言葉に出会ったのは随分前になります。福岡で暮らすアジアの性が暮らしやすい地域にしたいと、友人たちとNPOを立ち上げ、「アジアから日本への出稼ぎ」という問題を考えてきました。
生まれ育った国、友人や家族が住む国を離れて、日本に来ることを選んだ背景には、途上国と先進国との経済格差(南北格差)の拡大があります。
フェアトレードとは、開発途上国の製品を公正(フェア)な価格で売買(トレード)し、現地の人々の生活を保障し、環境保護にも貢献することです。南北格差という、途方もなく大きな問題に取り組むための一助になるものではないかと思います。
私たちが買っているモノの中には、もしかしたら、児童労働や奴隷のような状態で働かされている人たちが作ったモノがあるかもしれません。海外で生産されているモノを買うことが多くなっているわけですから、なおさらです。
イギリスに滞在していた時に驚いたのは、普通のスーパーにフェアトレードマークがついた商品が置かれていることでした。ヨーロッパではフェアトレード市場がここ5年、年率20%の割りで急速に伸びているそうです。そして、世界で600万人の生産者や家族がフェアトレードの恩恵を受けていると言います。
調べてみると、イギリスやヨーロッパ諸国に比べて、日本でのフェアトレード製品の流通量は極端に少ないことがわかりました。
「よし、日本に帰ったら、フェアトレード・カフェを開店しよう!」 そう思ってさらに調べていると、なんと、KDD時代の友人が、ある日本のフェアトレードの会社に勤務していることがわかりました。「これも何かの縁に違いない」と思い、2004年9月に帰国し、彼女に連絡し、彼女の会社と取引をすることになりました。
それから、1年半、多くの皆さんのご支援をいただき、私たちのNPOが運営するフェアトレードカフェ・アニパニ http://www1.plala.or.jp/AWCenter/annipanni/ を開店することができました!素晴らしい店長やスタッフのおかげで、もうじき丸4年を迎えます♪
かなめ
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